システムエンジニアに必要なヒューマンスキルは3つ存在する。
一番に忘れてはならないのが、コミュニケーション能力だ。黙々と仕事をするイメージが強いシステムエンジニアだが、クライアントの要望を聞いたり、チームで動いたりすることも多いため、コミュニケーション能力はとても重要なスキルと言える。コミュニケーション能力がなければ、クライアントの要望をきちんと理解できずクレームに繋がったり、チーム内の輪が乱れて作業効率が下がったりしてしまうので注意しなければならない。
そして、論理的思考能力だ。システムエンジニアは仕事の都合上、物事をしっかりと筋立てて考える思考能力が必要となる。論理的思考能力が備わっていない場合、プログラムの構築ができないほか、サーバーなどの設計に携わることも難しくなるだろう。また、クライアントとの打ち合わせにおいても話の流れが理解できず、なかなか先に進まない状況になりかねない。そのため、論理的思考能力がない人はエンジニアには向いていない可能性がある。
最後に挙げる3つ目は、マネジメント能力だ。システムエンジニアは経験を積み重ねた後に、チームのリーダーやマネージャーに抜擢されることが多い。しかし、マネジメント能力がなければ、チームをまとめられないためその役割を遂行することはできないだろう。キャリアアップしていくには、リーダーやマネージャーの道を避けることはできない。エンジニアとして長く働きたいのであれば、身につけておく必要がある。